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絢也子さんインタビュー 【第3話(最終話)/育児との両立・今後のビジネス展開】

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最終話の第3話は、育児との両立・今後のビジネス展開などのお話をお伺いしていきます。

ニュージーランドでの育児と仕事の両立はいかがですか?

現在、私はRNZ(Reflexology New Zealand)のプロフェッショナルメンバーとして活動し、Healthy Touch Reflexology & Infant Massageというホームサロンを営んでいます。

RNZは、Reflexology施術者として継続的に知識と技術を高めていく義務があります。健康に関する専門書を読んだり、ボランティア活動やオンライン講座を受けたり、やらなければいけない事が多々とあるのですが、「忙しい!大変っ!」と、言いながらも学べることを楽しんでる私がいます。

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とは言え、朝から晩までフル回転の毎日!仕事・家事・育児の“両立の難しさ”を身にしみて感じています。ニュージーランドで暮らす私たちには、両親や親せきが近くにいないため、すぐに頼れる所がありません。それでも、日々仕事との両立生活にチャレンジしていけるのは、いつも応援し支えてくれる家族の理解と協力があるおかげです。

そしてまた、ニュージーランドの人々が、育児に対して深く温かい理解を持っているからこそ、子育てをしている私でも自分のペースで仕事をしていくことが出来ているんだと思います。

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先日も息子が熱を出して、クライアントさんに変更をお願いした時も、「ちゃんと回復するまでそばに居てあげてね。私は待てるから大丈夫よ!変更が必要ならいつでも言ってね」と優しいメールを頂きました。

育児と仕事の両立は本当に難しいけれど、仕事もプライベートも楽しく過ごせるのは、“家族との時間を大切にする”ニュージーランドだからこそ出来ているのだと思っています。

今後のビジネス展開はどのようにお考えですか?

このストレス社会の中で、子育てを頑張るママさん方や働く女性が、毎日健康で笑顔にあふれた楽しい日々を過ごしてもらえるように、女性向けのサポートケアを充実していきたいと考えています。

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今後の活動としては、私は、IAIM(International Association of infant massage)の正式インストラクターでもあるので、ママさんたちに「ベビーマッサージ・リフレクソロジー」のクラスを再開したり、産前・産後のケアや女性の健康のためのReflexologyが気軽に受けれるようなを機会を作りたいと思い考案中です。

私のセッションスタイルは、‟Personalized Reflexology”。一人ひとりにしっかりと寄り添い、やさしく包み込むようなタッチで、その方の心と身体の症状に合わせた施術を行うことを大切にしています。Reflexology&Baby massageを通してさらに多くの方の健康と幸せのために貢献していけるように、これからも頑張ります!!!

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Healthy Touch Reflexology & Infant Massageのウェブサイト
http://www.healthytouch.co.nz/about

(おわり)

どの国も同じだと思うのですが、移民という立場でニュージーランド人と同じ土俵で仕事をすることは、とても難しいとことだと思います。
今回、あやこさんのお話を伺い、私たち「移民」の生活についてとても考えさせられました。

日本ではいろんな資格を持つ私も、ニュージーランドではまた一から勉強しないといけない職業がたくさんあります。そして、その資格を取得しても、自分のビジネスに結び付けるのは、また別問題。
そん中あやこさんは、難しいながらもニュージーランドのリフレクソロジーの資格を取得し、プロフェッショナルメンバーとしてご活躍されています。
あやこさんのお客様はニュージーランド人が多く、毎日忙しく仕事をしているのも、しっかりニュージーランドの地に足をつけ同じ土俵で仕事をしているからなんですね。
「日本人の私がこうしてすーっとニュージーランド人に受け入れられているのも、今までの日本人先輩方が信用をこの国で培ってきて、貢献してきたからです。だから、私も日本人として息子に恥じないよう誇りをもって仕事をしていきたい。」とも、お話してくださいました。

確かに、日本人の先輩方が築いてきたものを壊さないよう、私たち日本人として一人一人しっかりと貢献し続けていく事が、私たち子供の未来にとっても大切なことだと思いました。
彼女の笑顔がとても優しく心に響くのは、日本人としての誇りとニュージーランド人との調和を考え、それでいて芯のある想いがいっぱい詰まっているからなんですね。素敵なお話をありがとうございました。

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