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ゆかさんインタビュー 【第2話/ゆかさんのお仕事】

ゆかさんインタビュー 第2話 hd

ゆかさんのお仕事内容を教えてください。

2011年の東日本大震災の義援金集めをきっかけに主人とファッションレーベルYuka&Tristanを設立しました。ニュージーランド発信ニュージーランドメイド。今までにコレクションを7回作成し、日本にも発信しています。

ゆかさんインタビュー 第2話 1

そしてもう一つは、私の頭の片隅にずっとあった、日本の伝統工芸やデザイナー商品を集めて紹介、そして販売したいと思っていました。

ニュージーランドに住んでいると日本の良さを再確認することも多く、日本の機能性に優れた商品や、職人さんの仕事ぶりに魅了されることがあり、世代を超えても生き残る製品を気づいてもらいたい、日本人にもニュージーランド人にももっと知ってもらいたいと思っていました。

そんな中、子供の幼稚園のお迎えで顔を合わせていた下山陽子さんとの出会いから実現されました。意気投合した彼女とパートナーシップを組み、オンラインベースのAn Astute Assembly Ltd,を2013年暮れからスタートさせることが出来ました。

ゆかさんインタビュー 第2話 2

私たちの商品は、日本の素晴らしい匠の技術で作られた伝統工芸品や質にこだわった、ナチュナルな物を数多く取り扱っています。その中の一つに、オリジナル商品のメリノウールで作られたベビーブランケット(おくるみ)があります。
南島から取り寄せたメリノウールを日本に送り、職人が一つ一つ丁寧に作りあげ、それを日本とニュージーランドで販売しています。

メリノウールとは何ですか?

メリノウールとは、カテゴリーで言うと羊毛になります。羊毛(ウール)は暖かいけど、手入れに手間がかかったり、肌にチクチクするといったイメージがあるのではないでしょうか?

しかし、NZメリノウールは、その難点を全て克服している驚異的な生地です。通気性がよく、洗濯機で洗っても縮まないメリノは清潔感を保ちます。赤ちゃんのような繊細で優しい肌にも繊維が細いので低刺激でおすすめです。
暑い時は風を通し、寒い時は暖かく、1年中快適に安心して使えます。

NZメリノの質が高い理由の一つは、南島の山岳地で継承者と呼ばれるファーマーが厳しい環境の下、羊の一匹ずつ丁寧にお世話をし、1年中飢餓状態にならないよう大切にケアされているので、栄養の高い良質なメリノの毛は 繊維を細くしても切れず伸縮機能の高い丈夫なウールができるのです。

そして細い繊維だからこそ、セーターでよくあるチクチクするような不快感やウールアレルギーがないのです。しかし私たちが使用している高級ZQメリノは、残念ながらまだあまり認知度がありません。
メリノ生地の質がとても良いということは、ニュージーランド人なら皆さん知っているのですが、日本人は同じ高級品の生地を購入するならアンゴラやカシミアを選ぶのではないでしょうか?

メリノウールが高級品になってしまうのは、流通が透明で、フェアトレードにこだわるからと、とても厳しい環境の中メリノを育てることは到底簡単なことではなくとても貴重な素材なのです。またメリノの効能は素晴らしく機能性が他のウールよりも遙かに高いことから付加価値な商品です。

ZQメリノの優れた特徴は他にもあり、たとえば、発火点が160度なので燃えにくく、紫外線UVカットする効果もあります。空気中にあるガス状汚染部質の中和作用もあり、「呼吸する繊維」とも呼ばれ、極上の柔らかさと軽さで付け心地がとても優しいのです。
そして、最後には土に帰り、自然と上手く溶け合う形となり、環境にもとても良いのです。
この素晴らしいZQメリノウールと丁寧に仕上げる日本の職人技術と合わさって、私達の商品、ベビーブランケットができあがりました。日本の雑誌にも掲載され、お店にも置いていただき、出産祝いなどに選んでいただいています。

ゆかさんインタビュー 第2話 3

An Astute Assmebly Ltd, (AAA)のお仕事は具体的にどういう事をされているのですか?

An Astute Assembly 「アン アスチュート アッセンブリー」 は、私たちのルーツである日本と、拠点を置くニュージーランドの ”カルチャーと人” を繋ぎたいという思いから始まったコンセプトストアです。

スタイリッシュでありながら、環境にもやさしいNZのエシカルなプロダクツをNZのリアルタイムで日本に発信します。

自然と共に生きるニュージーランド人のライフスタイルや、心のこもった作り手のストーリーを伝えることで、より身近にニュージーランドを知っていただきたいと願い活動しています。
また、起業した翌年から、Ponsoby (ポンソンビー)にある「The Shelter」 というブティックのホームウェアスペースに商品を常設させていただけることになり、こちらの素敵なスペースを使用させてもらいながら、販売商品の紹介、扱い方、作り手のストーリ、文化を伝える事が目的のイベントやデモンストレーション、ワークショップを定期的に行っています。

ゆかさんインタビュー 第2話 4

The Shelter
https://www.theshelteronline.com/

一つ一つ丁寧に作られた商品にはストーリがあり、その背景には国境を越えてまで、人の生活を魅了させ潤いを与えるヒントがあります。

そんなきっかけが人と人、国と国を結び縁あるビジネスができるよう小さいチームですが、日本の素晴らしい商品や文化を伝え、夢を大きく持って活動を行っています。

昨年からは、ニュージーランドの環境によい良質な商品やデザイン性の高い商品の流通のルートを開拓するお手伝いや日本に紹介するという仕事も手掛けています。

物にストーリーがあるように、作り手にもストーリーがあります。
デザイナーはどうしてこんなデザインにしたのか?どこから考えたのか?なぜこうした物を販売したいのか・・・。
そういったストーリーを伝えるのも私達の仕事だと思っています。

(第3話/最終話へつづく)

ゆかさんとのインタビューの中で、私が興味を持ったのがAAAで開催されているワークショップやイベントです。

「先日行われた‘金継ぎ’のワークショップは、私達の発想をはるかに超え、日本の伝統が新しい物に代わり、いろんな可能性を導いてくれるのです。壊れた陶器やお皿を繋いだり、大切に使っていたものを元の形のようにしたりするイメージがある金継ぎですが、ニュージーランド人の発想は、私達日本人が持っている固定観念を覆し、とても面白いんです!」と、ゆかさんがこだわる、物作りの楽しさを教えてくれました。

詳細はこちらです。

ゆかさんがデザインしたメリノウールの赤ちゃんのおくるみは、赤ちゃんが大きくなると子どもの掛布団となり、また大人のひざ掛けにもなります。

ゆかさんインタビュー 第2話 5

そういった一つの概念だけに捉われない、ゆかさんの発想も面白かったですね。
私もワークショップに参加すれば、私がもっている固定観念も柔軟になり、面白い物に変わっていくような気がしました。

次回の第3話(最終話)は、ゆかさんの「今後の活動や夢」などのお話を伺いしました。どうぞお楽しみに!