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サリーさんインタビュー 【第2話/イミグレーションアドバイザーの具体的なお仕事とやりがい】

サリーさんインタビュー 第2話 hd
第2話は、イミグレーションアドバイザーの具体的なお仕事内容についてお伺いしました。

イミグレーションアドバイザーのお仕事内容を教えてください。

大きく分けて2つあります。
1つは、常に変化する移民法の勉強です。移民法は頻繁に変更されるので、日々の勉強は欠かせません。
イミグレーションのケースオフィサーでも変更に追いついていけないこともありますので、どんな時も最新の規定や法律に照らし合わせた上で、どのような問題や質問にも回答出来るように努めています。

もう一つは、ビザ申請のサポートです。
我が社には、お手伝いをしてくれるデータサイエンティストがいるので、ニュージーランドのデータを使って移民法が変わる前に、国の方針をある程度把握出来るようにしています。

こんな小さな会社でデータサイエンティストがいるのは通常は考えられないのですが、情報社会の現在は必要不可欠な存在となっています。

ビザ申請のサポートは更に3つの部分に分かれます。

1.申請準備(初期コンサルティング)
2.カバーレターの作成と申請
3.イミグレーションとの連絡・話し合い

申請準備の段階でクライアントの現状に合わせた申請可能なビザの審査、問題になり得る点、それらに対する解決策を全て考えます。

あらゆる視点からイミグレーションが問題視する可能性のある部分には説明・対応を出来るように準備していきます。この準備が、ビザの審査を円滑に行えるかどうかに直接関わってきますので、一番時間がかかる部分です。

サリーさんインタビュー 第2話 2

次に申請ですが、申請はアドバイザーのアカウントから行い、クライアントの説明やイミグレーションが疑問に思う可能性のある点を全て説明するカバーレターを一緒に提出します。
ここで充分な説明や解説をすることで、申請に際してのあらゆるポイントを考慮したというアピールに繋がり、イミグレーションとの作業が円滑になります。

その後、更に問題視される箇所があった場合はPPI(Potentially Prejudicial Information)レターという、申請の問題点を指摘する手紙がイミグレーションから届きます。

それに対して更にイミグレーションとの連絡・話し合いを重ねて行き、イミグレーション側の誤解や勘違い、間違った印象を丁寧に根気強く訂正していきます。

例えるならイミグレーションが、裁判官及び国の弁護士だとすれば、私たちイミグレーションアドバイザーはクライアント側の弁護士で、使える証拠をベースに審議を進めていくようなイメージです。

お仕事をして大変なことは、どんなことですか?

お客様の中には、他社でビザを申請していたものの、その後難しいと判断され、放棄されてしまった方もいます。そういった案件を一から申請することもあります。この場合は、「なぜビザが却下されたのか?」「他に方法はないのか?」など試行錯誤し、粘り強くやらねばならないこともあります。

また、明らかなイミグレーションのミスを指摘しても、迅速な対応を得られないことも多々ありますし、何度も諦めずに交渉し、最終的には非を認めて貰うまでのプロセスが大変な時もあります。

お仕事のやりがいはどんなことですか?

クライアントのビザが無事に発行されることが1番やりがいを感じることなのですが、
簡単なメールの相談で、クライアントの不安を和らげたり、取り除くお手伝いができることにもやりがいを感じています。

もちろん、安心感を持っていただくためにその場しのぎのアドバイスをすることは一切ありませんが、全ての規定を吟味し、論理的に安心していただける状態に辿りつけると、少しはお役に立てたかな?と感じます。

サリーさんインタビュー 第2話 3

そもそもイミグレーションアドバイザーになったのも、夢を抱いてニュージーランドへ渡航してくる日本の方をしっかり支援したいと思ったからです。

留学・移住斡旋会社として仕事をしていくのも良いと思ったのですが、ビザに関して一切手を出せないことは、自分の考える支援とは違うと思ったことがきっかけです。

ですので、どのような形であれ、一人のビザの専門家としてサポート出来ることは、この仕事のやりがいがある部分だと思います。

これらに加えて少し語弊がありますが、イミグレーションのケースオフィサーが間違った判断を下した時に、相手を責めるのではなく、相手の思考に寄り添った交渉を進めた上で、納得してもらえた時は充実感があります。

ケースオフィサーも人間なので、間違えることはあります。アドバイザーによってはそれを弱みと取り、攻める方もいるのですが、個人的には、ケースオフィサーとビザアドバイザーが、お互いの仕事を尊重しつつ、お互いに気持ちの良い結果を残すことが重要だと思っています。

(第3話へつづく)

「ビザアドバイザー」なんとなくお堅い仕事のイメージです。日本語でさえ、ちょっと難しい仕事だと思います。また頭が良くて英語が堪能な方がじゃないと外国では出来ない仕事なのでは?なんて思っていましたが、サリーさんの第一印象は、物腰の柔らかい、温和な印象でまさかビザアドバイザーのお仕事をされているなんて、思いもよらなかったです。

ですが、仕事の話になるとさすが!!です。

相手の話をしっかり聞き、適切な言葉と論理的に話される伝え方をされるので納得しました。
英語はもちろん、高校から単身で日本へ行き、高校生活を送られました。「日本語は問題なかったですか?」と聞くと、特に問題はなかったそうです。
日本語補習校へ通い漢字などを勉強していたので、と話してくださいましたが、現在一生懸命息子の漢字を教えていてもなかなか覚えてくれないことを考えるとビックリしますね。

もし、息子を中学生で一人日本へ帰ると、かなり浮くでしょうし国語や漢字は全くついていけないでしょう。
そう思うと、サリーさんの高校からの単身日本帰国は、大きな決断だったと思いますし、能力的にも素晴らしかったのだと思います。当時のサリーさんに会ってみたかったですね!

さて、第3話の最終話は、「これから移住を希望される方へのアドバイス」そして「お仕事の今後」のお話を伺いました。
どうぞお楽しみに!