ニュージーランドの小学校Year3(日本で言うと小学2年生)に通う息子(8歳)は、嬉しいことに、毎日楽しい!楽しすぎて休日はいらない!とまで言って学校に行っています。
確かに、、、
ニュージーランドの小学校では、日本に比べると「全く勉強をしない!!!!」
各学校や担任の先生によるところも多いけど、宿題がない!という学校が多い。
特に今の息子の担任の先生は、本読みさえも3週間に一回くらいの宿題で、あとは1週間に一度のプリントのみ。プリントは、数問の計算と気になるニュースを調べて文章や自分の意見、絵を描いたりするだけ。テストもない。
それに、スクールホリデーと言われる夏休みや冬休みなども宿題が全くない!逆に、休みなのに何で勉強をするの?と先生に聞かれるくらい。
そりゃ、毎日毎日、遊ぶだけの学校は楽しいはずだ。
オモチャを持って行ったり、何か頑張って出来た時は、先生から物をもらったり、とにかく、頑張った子は表彰されたり、何かがもらえる。
たとえば、2週間毎日あるプールの授業にちゃんと参加できたら、先生からチップス(フライドポテト)がもらえるとか。きっと、日本ではありえないと思う。
親としては、勉強を全くしない息子に対して、将来が少し不安だけど、まだ小学2年生だし、何よりもこの「学校が楽しすぎる!」っていう気持ちが一番大事なようにも思う。
そんな中、先日学校から家に帰って来て早々、必至に何かを書き始めていた。聞くと、来週のスピーチに話す内容を書いて、みんなの前で発表するとのこと。
トピックは、いろいろ選べるようで、息子は、「雷」にしたようだ。
先生からのプリントには、
①Introduce the issue(課題の紹介)
②Discuss the supporting reasons(それらの理由を述べる)
・Firstly(最初に)
・Secondly(2つ目に)
・Finally(最後に)
と、書かれてあり自分で調べた「雷」について書かれてあった。
2分くらいのスピーチをしないといけないようけど、早口の息子は、1分もしないうちに終わってしまう。
でも、何度も何度も私達夫婦の前で練習をしていた。
結果、今日のクラススピーチでは、一番良かった!と先生褒められたみたい。
とっても、とっても喜んでいた息子。
そんなニュージーランドの勉強方法をみて、やっぱりニュージーランドの子育て悪くない!って、改めて思う。
トピックについて調べて、書いて、自分の意見を書く、そして人前で話す、この勉強は社会人になっても必要なことばかり。
これからロボットが増える社会で、生き延びていく彼らの時代には、必死で計算や英語、漢字を勉強する必要はもういらないかもしれない。
それよりも、こういった自分で作りだす創造力、自分の意見を言う、情報がたくさんある中で確かなな情報を見極める情報処理能力、プレゼンテーション能力などの方がもっと必要だと感じる。
息子の学校では、宿題や読み書き、テストなど何もないけど、こういった勉強をしていたんだぁ~、と改めて思い必死でパソコンで調べて書いて、スピーチの練習をしている息子を見るととても頼もしく思いました。
そういえば、入学した当時(5歳)は、全く英語が出来ずにお友達とケンカをしても、先生に理由をちゃんと言えず、いつも怒られて悔し涙をよく流していた息子。
親として「悔しかったら英語を勉強して話せるようになるしかないね」と言ってたのに、今はニュージーランド人よりもしっかりと皆の前で堂々と話せる息子。
とても誇りに思います。
私も見習わなきゃ!
たかさん♀