千恵子さんインタビュー 【第2話／スピリチュアルな世界へ ニュージーランドでの活動】

第2話は、千恵子さんがスピリチュアルな世界にどうして興味を持ったのか？また、ニュージーランドでの活動のお話などを伺いました。

アートセラピーやスピリチュアルな世界に興味をもったきっかけは何ですか？

実は、夫と付き合って2、3年経った頃、無情にも振られてしまい、世界が突然、暗闇になった感じでした。

そんな心を癒やすべく、何か習い事でもしようと調べていた時、ふとアートセラピーの募集広告が気になったのです。カウンセラーにもなれると書いてあったので、大学以来の夢が叶うかも！？と思い習い始めました。

実際、アートセラピーを勉強していると、大好きな絵も描けるしカウセリングも習えるし、楽しくて仕方ありませんでした。人が描く絵からは、それが上手かろうがそうでなかろうが、アートセラピー的には様々な心のサインを読み取れる事にも感動しました。

ある日、まだ傷心だった私は、セラピストからあるアドバイスをいただきました。

それは、「本当に好きなら絶対に手に入れるのよ。本気出してないでしょう！」セラピストは私が描いた絵を見て「欲張り」と評価したのに、実際の私は欲張りどころか全てを諦めて、泣きながらオロオロしているだけだったのです。

そこで私は、自分磨きに専念することで何かが変わるはずと思い、自信のある自分になろう！そして、本当に欲しい物は欲しいと認めて行動する自分になろう！と決心しました。

そんな気持ちで行動していたら、いつしか彼の事は友達でいいなと思え、久しぶりに電話をして会ったのです。とても楽しかったのでまた会う約束をしたのですが、そこでなんとプロポーズをされました！

その後、結婚。そして心理カウンセラーになろうと思い、カウンセラー養成学校に通い始めるのですが、最初に大学の心理学科の通信課程を取ってくださいと言われました。

それを始めて1年後、妊娠が分かり出産後は勉強やその他の習い事、育児などで多忙を極めました。卒業はしたのですが、出産直後から全身に激しい痛みの走る症状が続き、それを治すためにヒーリングの世界に入っていくことになりました。

そして、あるヒーラーとの不思議な出逢いから、ヒーリングを教えてもらう事になり、3年後いつしか念願だったヒーラーとなり、2年後には当時住んでいた東京の自由が丘にサロンを開きました。

そこで、アートセラピー、ヒーリング、クリスタルボウルの演奏などの活動をすることになったのです。

セラピストやヒーラーの活動で大変なことはありますか。

はい、対人間との関わりですから、クライアントの方は悩みを抱えています。
大意なく言った言葉に傷つかれたり、こちらが意図した事とは違う期待を持たれたり、と言うようなこともありました。

また、あまりにもクライアントの方の思いが強いと、その思いが離れていても私に伝わってくるため、プライベートでオフになっているにも関わらず、不意の訪問者のごとく私の気持ちの中に入ってくることがしばしばあります。

それでも何度かセッションを受けられているうちに、「以前は、千恵子さんにひどいことを言われて傷ついたけど、今考えると当たり前のことを言ってくれていただけだったのですね。その時の自分の状態が良くなくて、受け止められなかったんです。」と言っていただけると、とても変わられたのだなぁと嬉しくなります。

そんな感動的な変化を見させていただけるこの職業は、大変な事も多々ありますが、それ以上のものとなって私の心も成長させてくれています。

（第3話へつづく）