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美穂先生インタビュー 【第3話/経営者として大変な事】

美穂先生インタビュー 第3話 ヘッダー

経営者として大変な事は何ですか?

大変な事はたくさんありますが、本当に苦なものは今までなかったですね。

ただ「教育者」の心を忘れずに「経営者」を兼業とすることが一番大変です。

どんなに金銭面で苦しくても、どんなに時間がなくても「現場の保育士たちの気持ち」や「子供たちへの思い」を一番大事にしていきたいという気持ちが最優先してしまうので、経営者として難しい点は多々あります。

「教育者としてゆずれない所」を守り続けていくことは大変です。

私の本業は教育者です。今まで、この「ゆずれないところ」を一番に優先して、自分を見失わないように「やりたいこと」を守って来れたことは、本当に良かったですし、これからも自分を見失わないようにしていきたいです。

新しい事を始めることは好きですが、経営も運営も初めての事でわからないことばかりで大変な事もたくさんあります。ですが何か壁にぶつかると、必ず良いアドバイスや助けてくださる方がいて、人脈にはとても恵まれ感謝しています。

美穂先生インタビュー 第3話 1

その他に大変なことはありますか?

私自身、体調を崩したときです。やはり経営者ですので代わりがいないということで、
妊婦時期のつわりは大変だった時もありました。

しかし、授業が始まり、子供達の顔をみると、辛いことは忘れますし、頑張ることもできました。

子供が生まれたので、これからは親としての目線にもなり、引き続きいろんなアイディアや体験で、よりよい「ひまわり保育室」にしていきたいと思います。

美穂先生インタビュー 第3話 2

5年前の自分に言うとしたら何と言いますか?

「良いことやってるよ!そのまま進んでいいよ!」と言いますね(笑)。

5年前は、余裕がなくて、目の前にあることをこなす事で精一杯でした。
ですが、この7年間素晴らしいことがたくさんありましたし、全てが私の財産となっています。

街を歩いていると、「みほ先生!」と声をかけられることが多くなり、それがとても嬉しいのです。

ひまわり保育室が出来たことによって、私の輪も大きくなり、また、ひまわりのお友達同士の輪も広がってきて、子供たちが日本語で話しているのを聞くと、とてもやりがいを感じるのです。

(第4話へつづく)

美穂先生インタビュー 第3話 4

話を伺う中で、私は、美穂先生に経営者としての話が一番興味がありました。
本当に大変なことはあまりなかったと話してくれましたが、きっと私が想像する以上に、資金繰りの事や保育のこと先生方のことなど、たくさんあったと思います。しかし、それを大変だとか苦しいとか思う以上に、教育者でありたいという思い、そして「子供が大好き!」という気持ちが源なんですね。
そんな美穂先生に共感を持ち、同じ気持ちで一緒に保育をされている「ひまわり保育室」の先生方のチームワークはとても強いはずですね。
経営者として教育者として、そして女性として母として、改めて素敵な女性だなぁ〜と思いました。

次回でいよいよ最終話です。“「今後」とこれから経営される方へのアドバイス”のお話を伺いしました。どうぞお楽しみに!

聞き手/Takako(こどもニュージーランド)